トーンモバイルを選ぶにあたり、決め手となったのはTONEカメラ(自撮り被害防止機能付きカメラ)でした。ただ、申し込む前には「AIで画像判定し、自撮り被害を未然に防ぐ」という、雑な情報しかわかりません。
元からインストールされているカメラはいったいどうなるのか。実際に使い始めてわかりました。
まずはアプリの機能
出典:https://tone.ne.jp/product/app/tonecamera.html
TONEカメラの機能は、こんな風になっています。
TONEカメラ単体機能
- 撮影した画像・動画をAIが不適切判断
- 不適切な場合は、保存ができない
ただ、上記のままでは、他のカメラアプリを使えてしまうので意味がない。せっかくトーンモバイルを選んだなら、TONEの見守りオプション(TONEファミリー)に入っておくと、ここまでできます。
見守りと組み合わせた機能
- 不適切画像が撮影された時、親に通知が来る
- 設定しておけば撮影場所などもわかる
- 標準カメラだけでなく、LINEなどアプリ内カメラも止められる
特に最後の点は大きいですね。Googleファミリーリンクでは、「LINEは止めないけどLINEカメラは止める」とか難しいですが、TONEファミリーならできます。
TONEファミリーの機能についてはまた別で書きますが、このあたり、ほんとよく考えられています。
自撮り被害ってそんなにあるの?
そもそも「自撮り被害」ってそこまで心配しなきゃいけないの?自分で撮るのに被害って、そんなことある?と思ってました。
ところが…このデータを見てください。
令和2年 東京都の調査。子供が知らない人とやり取りしていた内容は?というアンケートです。
つまり、年齢が低いほど、危ないとか怪しいとか認識できずに撮ってしまう、送ってしまうということなのですね。意外にあるんだな。
トーンモバイルのカメラなら、写真を撮った時点でAIが画像判断し、これらを止めてくれるということです。動画もです。
撮った場所もお知らせされるようなので、原因の想定にも役立ちますね。
アプリを入れる
さてそんなわけで、トーンモバイルと、TONEファミリー(見守りオプション)を契約したら、届く冊子(スタートガイド)に従って、見守りカメラアプリなどを入れていきます。まあここは手順書を見てもらえばいいので、割愛します。
標準のカメラを起動
さて、全て設定が終わったところで標準のカメラを起動してみると、こんな画面になります。なるほど、こうなるのか。
この画面、「閉じる」ボタンを押すしかありません。いろいろ調べてみたところ、ソフトウェアで規制をかけているようで、つまり「カメラが止めてあるわけじゃなくて、カメラに映った画像がスクリーンに出ない。あとシャッターボタンが出ない」という仕組みのようです。
こりゃ使いようがないですね。安心。
標準以外のカメラは
TONEカメラは写真撮ったりできるのが当然として・・・
その他にも、例えばメルカリでも、X(Twitter)でも、LINEでも「写真を撮る」機能はありますよね。ところが、例えばLINEから写真を撮るボタンを押すと、カメラは起動せず、上記と同じ「TONEカメラをご利用ください」のメッセージが出ます。抜け穴を完全防備。
写真を送ったりシェアしたいときは、ひと手間かかるけど、TONEカメラで撮った写真を選べばいいだけです。できないわけじゃない。
ただひとつ、つまづきました。
QRコードの読み取りだってカメラでやりますよね?それどうすんの?
ご心配なく。結構すごいことに、TONEファミリーを契約していれば、アプリ単位でカメラ機能を許可する/しないが設定できるのです。これはちょっと驚いた。トーンモバイル、徹底しています。Googleレンズそのほか、QRコードを読むだけのアプリなどを許可したらOKです。
例えばLINEで言うと、こんな感じ。
カメラやLINEPay、そしてオープンチャットを制限できます。オープンチャットを制限できるのは良いですね。これで、最初のほうに挙げた「知らない人とやり取りする」リスクはぐっと減りますから。
以上、私がトーンモバイル契約前に知りたかったことをまとめました。ここではカメラのことしか書かなかったので、全体的な説明や利点は、下記をどうぞ。
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